C型肝炎1型(HCV genotype 1)とは?

ヘパティティスC(HCV)は肝臓の炎症を引き起こし、体内の老廃物排出機能を障害するウイルス性疾患です。治療せずに放置すると肝不全や肝がんに進行する恐れがあります。HCVは6つの遺伝子型(genotype)が知られており、その中で最も一般的なのが1型です。1型はさらに「a」サブタイプと「b」サブタイプに分かれ、米国では「a」、ヨーロッパでは「b」が主に流行しています。

感染経路

  • 血液を介した接触が主な感染経路です。感染したタトゥーや注射器、透析機器、未消毒のカミソリ、性的接触(稀)などで広がります。
  • 稀に、感染母から出産時に子どもへ垂直感染することがあります。
  • 1992年以前は、血液検査が普及していなかったため、輸血や臓器移植でも感染が起こっていました。

症状

  • 米国で約400万人がHCV 1型に感染していますが、多くは無症状です。
  • 症状が出る場合は、倦怠感、黄疸、腹痛、発熱、食欲不振、全身の痛みなどが見られます。

診断

  • 血液検査でウイルスの有無を確認します。
  • ウイルスが検出されたら、超音波やCTなどの画像検査で肝臓の状態を評価し、必要に応じて肝組織の生検を行います。

治療法

  • 従来はインターフェロン(注射)とリバビリン(経口)を組み合わせて使用し、ウイルス量を減少させます。
  • 副作用として貧血、倦怠感、インフルエンザ様症状、胎児への奇形リスク、皮膚発疹、脱毛、集中力低下、うつ状態などがあります。
  • 治療と併せて、バランスの取れた食事、適度な運動、アルコールの摂取制限が重要です。

予防・対策

  • 性行為時はコンドームを使用し、個人用のカミソリや歯ブラシ、注射器は共有しないことが基本です。

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