B型肝炎ワクチンの副作用とリスク
B型肝炎は肝臓に炎症と損傷をもたらす感染症で、急性と慢性の2形態があります。急性は短期間で回復することが多い一方、慢性は一生続き、重篤な肝疾患や死亡につながる可能性があります。感染は血液や体液を介して広がりますが、ワクチン接種により予防可能です。米国疾病予防管理センター(CDC)によれば、ワクチンに伴うリスクは極めて低く、重篤な副反応は稀です。
注射部位の反応
- CDCの調査では、ワクチン接種者の約4割が注射部位に痛みや赤みを感じますが、ほとんどは軽度で1〜2日で自然に改善します。
発熱
- 約25%の接種者が99.9°F(約37.7℃)以上の発熱を経験します。通常は1〜2日で収まりますが、症状が不快な場合はアセトアミノフェンやイブプロフェンで対処できます。※小児にアスピリンは使用しないでください(レイ症候群のリスク)。
重篤な副反応
- 重篤なアレルギー反応は極めて稀で、100万人あたり約1件と報告されています。症状としてはじんましん、呼吸困難、心拍数増加、蒼白、喘鳴などがあります。これらが現れた場合は直ちに医療機関を受診してください。
接種上の注意
- 酵母アレルギーがある人はワクチンに含まれる酵母成分に反応するため接種できません。また、過去にワクチンで重篤な反応を起こした人は再接種を避けるべきです。体調が優れないときは、回復まで接種を延期してください。
接種スケジュール
- CDCは新生児期からの3回または4回接種を推奨しています。1回目は出生時、2回目と3回目は数か月の間隔で行います。出生時に接種できなかった子どもや、成人で感染リスクが高い人(薬物注射者、男性同性愛者、多数の性パートナーがいる人、慢性肝・腎疾患患者、血液に接触する職業の人など)も対象です。
