C型肝炎の治療法は?
急性C型肝炎は、C型肝炎ウイルスに感染してから約6か月続く短期の肝疾患です。感染後、症例の75〜85%が慢性C型肝炎へ移行し、放置すると肝硬変や肝不全、最悪の場合は死亡に至ります。米国疾病予防管理センター(CDC)によると、治療が可能なのは慢性C型肝炎のみで、現在FDAが承認している薬剤はインターフェロンとリバビリンの2種類です。急性C型肝炎自体は特効薬がありません。
併用療法(インターフェロン+リバビリン)
インターフェロンとリバビリンを組み合わせた併用療法は、単独使用よりも高い治癒率が期待できるため、現在最も推奨されている治療法です。ペグ化インターフェロンを注射し、リバビリンは経口で1日2回服用します。
米国退役軍人省のデータでは、治療期間は24〜48週間で、全症例の20〜80%でウイルスが除去されます。
しかし、併用療法は自殺念慮や精神病のリスクが増加することが報告されています。うつ病既往歴がある人、妊娠中の方、自己免疫疾患や未治療の甲状腺疾患がある人、アルコールや薬物を常用している人は使用を控えるべきです。
標準インターフェロン療法
標準インターフェロンは、体内で自然に産生されるタンパク質で、感染に対抗します。週3回の注射で投与されますが、刺激感、抑うつ、集中力低下、記憶障害、皮膚刺激、倦怠感、不眠、インフルエンザ様症状など多数の副作用があります。
近年は、より効果的な新薬が登場したため、標準インターフェロンの使用は減少しています。
ペグ化インターフェロン
ペグ化インターフェロンは標準インターフェロンよりやや効果が高く、現在最も一般的に使用されているインターフェロン製剤です。単独でも、併用療法でも用いられ、注射は週1回です。副作用は標準インターフェロンと同様です。
リバビリン
リバビリンは抗ウイルス作用を持つ薬剤で、主にペグ化インターフェロンと組み合わせて使用されます。単独での効果は低く、経口タブレットとして1日2回服用します。
副作用は比較的軽度で、貧血、鼻閉、皮膚刺激、倦怠感が報告されていますが、妊娠中の使用は胎児に奇形のリスクがあるため禁忌です。
