虫垂膿瘍は肝臓にどのような影響を及ぼすか?
虫垂膿瘍と肝臓への影響
虫垂膿瘍が門脈炎(pylephlebitis)を引き起こすと、腸から肝臓へ血液を運ぶ門脈が感染します。感染はリンパ系や直接浸潤により虫垂から門脈へ広がります。
門脈炎の結果
感染した門脈は炎症と血栓を生じ、血流が阻害されます。その結果、肝臓への血液供給が低下し、肝機能障害や最悪の場合は肝不全に至ります。重症例では致命的になることもあります。
主な症状
- 腹痛
- 吐き気・嘔吐
- 下痢
- 発熱・寒気
- 黄疸
- 意識混濁
上記の症状が出たら速やかに医療機関を受診してください。早期診断と治療が合併症を防ぐ鍵です。
治療法
門脈炎の治療は、感染を抑える抗生物質の投与と、膿瘍の原因となる虫垂の外科的切除が中心です。重症例では肝臓への血流障害が進行し、最終的に肝移植が必要になることもあります。
