C型肝炎の長期症状と影響

C型肝炎とは

C型肝炎は、C型肝炎ウイルス(HCV)に感染することで起こる肝臓疾患です。感染後、急性期(約6か月)を経てウイルスが体内に残ると慢性化し、長期にわたる症状や合併症を引き起こします。現在、完全な治癒薬はありませんが、治療法の進歩によりウイルス量の抑制が可能です。

感染経路

HCVは血液を介して広がります。主な感染経路は以下の通りです。

  • 注射針や薬物注入器具の共有
  • 1992年以前の輸血や臓器移植(当時は検査が不十分)
  • 性行為(特に複数の性パートナーがいる人やHIV感染者はリスクが高い)
  • 不衛生なタトゥーやピアスの施術(器具が滅菌されていない場合)

長期症状(慢性C型肝炎)

ウイルスが体内に残ると、慢性C型肝炎となり、以下のような深刻な合併症を引き起こすことがあります。

  • 肝臓の損傷・機能低下
  • 肝硬変(肝臓の広範な瘢痕化)
  • 肝細胞癌
  • 最終的には肝不全や死亡に至るケースも

感染者の約75〜85%が慢性化し、うち15%が肝臓疾患を発症、5%が肝癌で死亡します。米国では肝移植の主要因のひとつがC型肝炎です。

統計とリスク

慢性感染者の約3分の1が肝硬変を起こし、健康上の問題を抱えます。一方、感染者の約4分の1は長期症状が出ずに自然回復することもあります。

目に見える症状

慢性・急性のいずれでも、以下のような身体的症状が現れることがあります。

  • 倦怠感
  • 関節痛・筋肉痛
  • かゆみを伴う皮膚症状
  • 腹部痛
  • 黄疸(皮膚や眼球が黄色くなる)

これらの症状は数年後に初めて現れることもあるため、定期的な血液検査と専門医の診断が重要です。

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