B型肝炎の症状と原因

原因

B型肝炎ウイルスは、感染者の体液と接触することで他者に伝染します。具体的な感染経路は以下の通りです。

  • 感染者との無防備な性行為
  • 注射針やシリンジの共有(静脈注射薬使用時)
  • 歯ブラシなど体液が付着した個人用具の共有
  • 出産時に母親から子どもへの感染
  • 感染者の開放創に触れることによる接触感染
  • 不衛生なタトゥーやピアスの器具の使用

症状

5歳未満の幼児は無症状のことがありますが、多くの患者は以下のようなインフルエンザ様症状を示します。

  • 発熱、倦怠感、頭痛、食欲不振
  • 吐き気・嘔吐、腹痛
  • 暗い尿、下痢または便秘
  • 筋肉痛、関節痛、発疹
  • 黄疸(皮膚や眼球結膜が黄色くなる)

発症までの期間

感染後、症状が現れるまでの潜伏期間は3か月から6か月です。症状が出た場合、数週間から最大6か月続くことがあります。黄疸は他の症状が軽減し始めた頃に現れることが多いです。

長期的なリスク

慢性化したB型肝炎は放置すると肝硬変、肝不全、肝臓がんへと進行し、最悪の場合は死亡に至ります。日本国内では、毎年約2,000〜4,000人がB型肝炎関連の肝疾患で命を落とすと推定されています。

予防・対策

感染を防ぐための基本的な対策は次の通りです。

  • コンドームを使用し、安全な性行為を心がける
  • タトゥーやピアスは、未使用の新品か、滅菌された器具を使用する
  • 注射針は絶対に共有しない
  • 医療従事者は針取り扱いに十分注意し、感染者の周囲では手袋を着用する
  • 体液が付着した個人用具は他人と共有しない
  • 開放創の処置時はラテックス手袋を必ず使用する

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