単純ヘルペス(HSV)治療のポイント
ヘルペスの感染経路
単純ヘルペスウイルス(HSV)は、タイプ1とタイプ2の2種類があります。HSV-1は主に口唇や口腔内に現れますが、稀に性器部位にも感染します。一方、HSV-2は主に性器に症状が出ますが、まれに他の部位に現れることがあります。
米国の成人の約80%がHSV-1に感染していると推定されていますが、そのほとんどは一生症状を示さないままです。HSV-1は乳幼児期や子どもの頃に感染し、キスや食器・タオルの共有で感染します。
HSV-2は性行為を介して感染する性感染症(STD)で、米国では約5〜20百万人の成人が感染していると見積もられています。
ヘルペスの症状
感染後7〜20日で初期症状が現れ、ウイルスは潜伏状態に移行します。初期症状は軽微で見過ごされがちですが、再発は数週間から数年、あるいは一生起こらないこともあります。
HSV-1は口内に小さく透明な水疱ができ、HSV-2は性器部位に痛みを伴う水疱や潰瘍が生じます。かゆみ、頭痛、筋肉痛、排尿時の痛みなどの全身症状が伴うこともあります。
ヘルペスの治療
再発時の症状は、抗ウイルス薬でコントロールできます。主に使用される薬はアシクロビル、そのプロドラッグであるバラシクロビル、ファムシクロビルです。
治療は「エピソード療法」と「抑制療法」の2つに大別されます。エピソード療法は発症時にのみ薬を服用し、症状の期間を短縮します。抑制療法は毎日薬を服用し、ウイルスの再活性化を防ぎ、再発頻度を減少させます。
