ヘルペス治療薬の比較と選び方

基本情報

ヘルペスは性行為で感染するヘルペス単純ウイルスが原因です。症状は痛みを伴う赤い斑点が水ぶくれになり、破裂してかさぶたになります。症状が軽い人や無症状の人もいます。ウイルスは神経に潜伏し、約10日で症状は治まりますが、再発は数週間ごとから数十年に1回と個人差があります。皮膚と皮膚の接触で感染し、潰瘍があるときが最も感染力が強いですが、症状がなくても感染することがあります。完治はできませんが、薬で症状はコントロールできます。


アシクロビル (Zovirax)

初回発症の痛みと水疱の数を減らす目的で使用します。再発時にも症状の重症化や頻度を抑える効果があります。通常は1回200〜800 mgを1日5回経口投与し、軟膏として外用することもあります。米FDAの承認は1982年です。


ファムシクロビル (Famvir)

アシクロビルと同様の抗ウイルス作用を持ちますが、体内でペンシクロビルに変換され、長時間作用します。米FDAは1994年に承認。1日1回または2回の服用で済み、再発時は1,000 mgを1日2回、抑制療法では250 mgを1日2回が一般的です。


バラシクロビル (Valtrex)

体内でアシクロビルに変換されて直接ウイルスに作用します。1995年に米FDAが承認。再発エピソードでは5日間、1日2回500 mgの服用が標準です。


治療選択のポイント

アシクロビル、ファムシクロビル、バラシクロビルはすべて症状のコントロールと再発予防(エピソード療法・抑制療法)に使用できます。口唇ヘルペスや帯状疱疹にも適応があります。主な違いは投与回数で、ファムシクロビルとバラシクロビルはアシクロビルより服用回数が少なくて済みます。

ヘルペス - 関連記事