慢性ヘルペスの治療
日常的抑制療法
慢性ヘルペス(年間6回以上の発作)には、発作が起こる前兆(プロドーム)で始めるのではなく、毎日抗ウイルス薬を服用する抑制療法が用いられます。米国性病協会(ASHA)によると、抑制療法を続けることで発作回数は平均75%減少し、発作が全く起きなくなる人もいます。副作用は軽度で、日常生活への支障はほとんどありません。
使用薬剤
ヘルペスの治療に承認されている抗ウイルス薬は、アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルです。バラシクロビルはアシクロビルを活性成分とし、ファムシクロビルはペンシクロビルに変換されます。これらはアシクロビルよりも服用回数が少なく、1日1〜2錠で効果が得られます。帯状疱疹や水痘など、他のヘルペス系疾患にも使用されます。
副作用
主な副作用は頭痛、吐き気、下痢です。免疫力が低下している(例:HIV感染者)場合は副作用が強く出ることがあります。
治療のメリット
ヘルペスは発作がなくても感染する可能性があります。抑制療法によりHSV-2のウイルス量が減少し、パートナーへの感染リスクを低減できます。
留意点
時間が経つにつれて発作の頻度や重症度は自然に減少することが多いですが、減らない場合は継続的な抑制療法が有効です。ASHAは市販の外用薬やOTC製品の使用は推奨していません。
