ヘルペスの症状は見えるのか?

単純ヘルペスウイルスはHSV-1(ヘルペス単純ウイルス1型)とHSV-2(ヘルペス単純ウイルス2型)の2種類があり、いずれもヘルペスウイルス科アルファヘルペス亜科に属します。口周りや性器に痛みを伴う病変を引き起こします。米国では10人に1人のティーンがヘルペスに感染しているとされています。

HSV-2:性器ヘルペス

  • 主にHSV-2が性器ヘルペスの原因ですが、HSV-1でも性器に発症することがあります。HSV-2は病原性が強く、HSV-1よりも症状が重くなる傾向があります。

    性行為により、粘膜や皮膚の病変と接触することで感染します。ウイルスは神経細胞(主に腰仙部神経節)へ移動し、潜伏状態で長期間残ります。

    感染後2〜20日で発疹が出現し、性器や肛門周辺に水疱が形成されます。水疱が破れると潰瘍となり、接触はすぐに石鹸と水で手を洗うなどして感染拡大を防ぎましょう。症状が出ていなくても感染は可能です。

HSV-1:口唇・口腔内の発疹

  • HSV-1は主に口唇ヘルペス(口唇ヘルペス・熱傷性水疱)を引き起こします。症状はHSV-2に比べて軽く、発症頻度も低めです。感染は唾液を介して起こり、ウイルスは顔面の三叉神経節に潜伏し、ストレスや体調不良で再活性化します。潜伏中でも無症状のまま感染が起こり得ます。HSV-1は最も一般的なヘルペス感染で、幼少期に家族や友人との接触で感染するケースが多いです。

症状

  • 時間が経つにつれ、免疫がウイルスを抑えるため再発は少なく、期間も短くなります。初感染後20日以内に最も重い症状が出ることが多く、通常は7〜10日続きます。

    口唇ヘルペスは主に口周辺に現れますが、HSV-2の場合は口腔内(軟口蓋、舌の側面・裏側、鼻周辺)にも出ることがあります。性器ヘルペスは女性では外陰部・膣口、男性では陰茎周辺に潰瘍ができます。肛門周辺にも病変が見られることがあります。

    再発は個人差が大きく、月に1回ほど頻繁に起こす人もいれば、年に数回程度の人もいます。倦怠感、発熱、頭痛、筋肉痛、排尿時の痛み、女性の場合は膣分泌物が増えることがあります。

    HSV-1の口唇ヘルペスは年に1〜2回程度に減少することが多いです。約10%の感染者は無症状で一生過ごすこともあります。

再発のきっかけ(トリガー)

  • 免疫力がウイルスを抑えるほど潜伏期間は長くなり、再発は軽くなります。再発はストレス、疲労、食事、日焼け、他の病気、外傷、うつ状態、あるいは原因不明の状態で誘発されます。

発作前兆(プロドローム)

  • 一部の患者は水疱ができる前にチクチクした感覚を覚えます(特にHSV-2で多い)。この前兆はウイルスが神経内で活性化しているサインで、症状が出る前でも感染力が高い状態です。

治療と対策

  • 現在、ヘルペスの根治療法はありませんが、抗ウイルス薬で症状を抑えることが可能です。バランスの取れた食事や適切な栄養は免疫力向上に役立ちます。

先天性ヘルペス

  • 新生児はヘルペス感染に対して非常に脆弱です。口唇や性器に発疹がある場合は新生児に触れないようにしましょう。妊娠中に性器ヘルペスを持つ方は、医師に相談して予防策を講じることが重要です。先天性ヘルペスは致命的になることもあります。

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