狂犬病の症状はどのようなものですか?
潜伏期間と症状の出現時期
狂犬病ウイルスに曝露してから症状が現れるまでの期間(潜伏期間)は、数日から数か月まで幅があります。この期間は個体差や感染部位により異なります。
初期症状
感染の初期段階では、以下のような全身的な症状が現れることがあります。
- 発熱
- 頭痛
- 吐き気・嘔吐
- 興奮や不安感
- 意識混濁(混乱)
- 水恐怖(恐水症)―水を見るだけで恐怖や痙攣が起こる
- 嚥下困難(飲み込みにくさ)
- 筋肉の痙攣やけいれん
- 軽度の麻痺
進行期症状
感染が進むと神経系への障害が深刻化し、次第に以下のような症状が現れます。
- 幻覚や錯覚
- 譫妄(せんもう)
- 意識喪失・昏睡(昏睡状態)
- 最終的には死亡
治療の重要性
狂犬病は、症状が出始めた時点でほぼ致死率が100%に近くなります。そのため、犬や野生動物に噛まれた、またはウイルスに曝露した疑いがある場合は、直ちに医療機関を受診し、予防接種や抗ウイルス処置を受けることが不可欠です。
早期の予防措置が生存率を大きく左右します。
