性行為後のヘルペスとリンパ節腫脹:考えられる原因と対処法
ヘルペス様の水疱や潰瘍はヘルペス単純ヘルペスウイルス(HSV)に起因しますが、性行為後にのみ症状が出てリンパ節が腫れる場合、性感染症(STI)や他の基礎疾患が考えられます。
主な原因の候補
ヘルペス単純ウイルス(HSV)
HSV‑2(性器ヘルペス)は性器や肛門周辺に水疱や潰瘍を生じ、鼠径部や骨盤周辺のリンパ節が腫れることがあります。
梅毒
梅毒はトレポネーマ・パリダムという細菌が原因のSTIです。二次梅毒(感染後2〜8週間)では性器や体幹に発疹が出るほか、リンパ節腫脹が見られます。
潰瘍性硬性ヘモフィルス症(チャンコイド)
ヘモフィルス・デュクリエによる細菌性感染症で、性器に痛みを伴う柔らかい潰瘍ができ、鼠径部のリンパ節が腫れやすくなります。
リンパ肉芽腫性血清症(LGV)
クラミジア・トラコマティスの特定血清型が原因で、鼠径部や骨盤のリンパ節が腫れ、触痛を伴います。性器や直腸に小さな潰瘍ができることもあります。
自己診断は避けましょう
上記以外にもさまざまな疾患が同様の症状を呈するため、自己判断は危険です。ヘルペス様の症状とリンパ節腫脹がある場合は、必ず医療機関での診察を受けてください。
検査と診断
医師は視診・触診に加え、血液検査や潰瘍部からの拭い液(スワブ)検査を実施し、原因ウイルスや細菌の有無を確認します。
専門医への受診を推奨します
STIの放置は重篤な合併症につながります。性に関する不安がある場合は早めに医師に相談し、適切な診断と治療、予防策を受けましょう。
