悪性高血圧の原因と対策は?
悪性高血圧は、極めて高い血圧が急激に上昇する状態です。血圧は収縮期(上の数値)と拡張期(下の数値)で表され、拡張期が急上昇したときに悪性高血圧と診断されます。危険な状態ですが、さまざまな要因が関与しており、警告サインとして現れることがあります。
発症率
悪性高血圧は比較的稀で、高血圧患者の約1%にしか見られません。若年層から高齢者まで発症しますが、特に若年成人の高血圧患者、特にアフリカ系アメリカ人男性に多いです。
その他のリスク群
妊娠中毒症(妊娠20週以降に高血圧と蛋白尿が出る)を伴う女性、腎臓疾患を持つ人、膠原血管疾患患者、腎不全や腎動脈狭窄による腎性高血圧の既往がある人などがリスクが高いです。
原因
悪性高血圧は主に既に高血圧を持つ人に起こります。具体的な原因は明確に解明されていませんが、長期間の高血圧や腎機能障害、遺伝的要因などが関与すると考えられています。
症状
症状は多様で、視力低下、咳、頭痛、吐き気、胸部の圧迫感(胸部中央部の強い圧迫感)、痙攣、息切れ、倦怠感などがあります。
治療
診断後は通常入院し、静脈内投与の降圧薬で血圧を速やかに下げます。肺に水がたまっている場合は利尿剤を使用し、心臓へのダメージがある場合は追加の薬剤で管理します。血圧が安定したら、経口降圧薬で長期管理を行います。
