血液検査が正常でも、HIVは体内に残っている可能性はありますか?
血液検査はHIV感染の経過観察において重要ですが、ウイルス量が血中で検出できないほど低下することがあります。そのため、他の指標や検査で病状を総合的に評価する必要があります。
ウイルス量(Viral Load)
HIV患者のウイルス量とは、血液検査で測定される血中に存在するウイルスの量を指します。血液中にウイルスが検出されなくても、体内にウイルスは残存しています。
ウイルスリザーブ(Reservoirs)
HIVは体内のリザーブ部位に潜伏し、抗レトロウイルス薬の影響を受けにくい状態で存在します。薬物により血中ウイルスが減少し血液検査が正常でも、潜伏ウイルスは治療中止後に再活性化する可能性があります。
電解質・肝機能検査
電解質や肝機能の検査は、HIV治療薬の効果や感染の進行度を評価するために用いられますが、血中のHIV量そのものは測定できません。
CD4免疫細胞数
CD4細胞数は血液中のCD4陽性T細胞の数を示し、HIVが増殖する主要な標的細胞です。CD4細胞数が低下し始めると、体内でのウイルス増殖が進行していることを示唆します。
他の性感染症(STDs)との関係
他の性感染症に罹患すると、たとえウイルス量が検出不能(Undetectable)でも、血中HIVレベルが急激に上昇し、ウイルスが再活性化するリスクが高まります。
