HIVとAIDSの共通点と違いは何ですか?

HIVはウイルスであり、AIDSは特定の条件を満たしたときに診断される症候群です。HIVに感染していてもAIDSであるとは限りませんが、AIDSになるには必ずHIV感染が前提となります。以下に、両者に見られる主な類似点と違いをまとめました。

機会感染

HIV感染により免疫が低下すると、機会感染が起こりやすくなります。機会感染の有無はAIDS診断の一要素になることがありますが、AIDSに至っていなくても発症する可能性があります。

免疫系の抑制

HIV感染でもAIDSでも、免疫不全とT細胞(CD4)数の低下が共通しています。高度なHIV感染に伴うT細胞減少は、AIDS診断の重要な指標となります。

全身の病状

HIVに感染してから症状が顕在化するまでには、通常10年以上かかります。しかし、感染が中期から後期に進行すると、AIDSと同様に病状が現れやすくなります。

治療

抗レトロウイルス療法(ART)は、HIV感染段階でもAIDSでも同じ薬剤が使用されます。感染がAIDSに進行しても、基本的な治療方針は変わりません。

重症度の違い

HIV感染とAIDSでは症状に共通点がありますが、AIDS段階では症状がより重篤化し、生命を脅かすリスクが高くなります。

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