HIV と AIDS の定義と違い
HIVとは
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、体内のCD4陽性T細胞に感染し、増殖するウイルスです。ウイルスが細胞内で増えるにつれて免疫機能が徐々に低下します。
AIDSとは
後天性免疫不全症候群(AIDS)は、HIV感染により引き起こされる疾患群です。AIDSと診断されるには、AIDS定義疾患の出現やCD4数が200/µL未満になることが必要です。
HIV感染者でもAIDSではない場合
HIVに感染していても、必ずしもAIDSになるわけではありません。AIDSと診断されるには、定義された疾患の発症やCD4数が200未満になる必要があります。
AIDSはHIVなしには起こらないか
HIVに感染していない人がAIDSになることはありません。AIDSはHIV感染が前提となる症候群です。
感染のステージ
HIV感染は主に以下の3段階に分けられます。
- 急性期(初期):感染直後はウイルス量が高く、感染力が強いが自覚症状が少ない。
- 潜伏期(中期):数年から10年以上続くことがあり、症状が出にくい。
- エンドステージ(AIDS):免疫機能が著しく低下し、定義された疾患が出現する。
このように、HIVとAIDSは密接に関連していますが、診断基準や免疫状態に違いがあります。
