HIVは体にどのように影響するのか
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、感染の進行度や個人の免疫応答に応じて、体にさまざまな影響を与えます。
急性期(感染初期)
- 発熱、悪寒、筋肉痛、倦怠感、喉の痛み、頭痛、リンパ節の腫れなど、インフルエンザ様の症状
- 全身に広がることがある発疹
臨床潜伏期(慢性期)
症状がほとんど現れないか、軽微な症状にとどまります。
後期(AIDS)
- 体重減少、慢性的な倦怠感、夜間の発汗、発熱
- 肺炎、結核、トキソプラズマ症などの頻繁な感染症
- 混乱、記憶障害、認知症などの神経症状
- カポジ肉腫などのがん
HIVはCD4陽性T細胞と呼ばれる白血球を破壊し、免疫系を著しく弱体化させます。CD4 T細胞は感染防御に不可欠な役割を担っているため、これが減少すると様々な感染症や合併症に対抗しにくくなります。
