男性のホットフラッシュ(ほてり)について
ホットフラッシュが起こる理由
ホットフラッシュは、部屋の温度が変わっていなくても体が急に暑く感じ、発汗する現象です。これは体内のテストステロン量が減少したことに直接関係しています。女性が閉経でエストロゲンとテストステロンが減少するのと同様に、男性でも何らかの原因でテストステロンが減るとホットフラッシュが現れます。
前立腺がんとホルモン変動
前立腺がんの治療では、がん細胞の成長を抑えるためにテストステロンの産生を抑制するホルモン療法が行われます。この治療により体内テストステロンが減少し、ホットフラッシュが起こることがあります。また、加齢に伴う自然なホルモンバランスの変化でも、数週間から数か月にわたってホットフラッシュが続くことがあります。
ホットフラッシュの症状
典型的な症状は顔面が真っ赤に染まり、強い発汗が伴うことです。発作が終わると、急激な寒気が走り、やがて通常の状態に戻ります。
誤解と男性のホットフラッシュ治療オプション
更年期の話題が多く取り上げられるため、男性はホットフラッシュがあること自体を知らないケースが多いです。実は、女性向けに開発された自然療法や薬剤の多くが男性にも有効です。症状に悩んでいる場合は、遠慮せず医師に相談し、適切な治療を受けましょう。
予防策
ホットフラッシュはホルモン療法が必要な期間は避けられないこともありますが、頻度や強さを軽減する方法があります。大豆イソフラボンなどの植物性エストロゲンを含むサプリメントは、女性だけでなく男性でも一定の効果が報告されています。また、エストロゲン補充療法も有効ですが、心血管系のリスク(心筋梗塞や脳卒中)を高める可能性があるため、医師とリスク・ベネフィットを十分に検討することが重要です。
