副腎皮質の機能と過剰症について

概要

副腎皮質はコルチゾールなどのステロイドホルモンを分泌します。分泌が過剰になると「副腎皮質機能亢進」と呼ばれ、クッシング症候群を引き起こします。

背景

副腎皮質は下垂体から分泌される副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)によりホルモン産生が調整されます。通常は下垂体が適切な量のACTHを分泌し、ホルモンバランスを保ちます。

機能亢進のタイプ

  • ACTH依存性:下垂体腫瘍などでACTHが過剰に分泌される。
  • ACTH非依存性:副腎自体の腫瘍によりホルモンが直接過剰に産生される。

ACTH依存性

下垂体腫瘍が原因でACTHが過剰に分泌されると、副腎皮質の機能亢進が起こります。また、非下垂体腫瘍がACTHを産生する「異所性ACTH症候群」も同様です。

ACTH非依存性

副腎に腫瘍(良性または悪性)ができると、直接ホルモンが過剰に分泌され、ACTHとは無関係に機能亢進が生じます。

クッシング症候群とクッシング病

クッシング症候群は副腎皮質の過剰機能全般を指し、原因はさまざまです。一方、クッシング病はACTH依存性の副腎皮質機能亢進に限定された呼称です。

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