ジヒドロテストステロン(DHT)の主な働きは?

ジヒドロテストステロン(DHT)とは

テストステロンは性腺で産生され、筋肉では主に活性ホルモンとして働きますが、体内の多くの組織(神経系、内分泌系、皮膚など)ではジヒドロテストステロン(DHT)が主要なアンドロゲンとして機能します。テストステロンが5αリダクターゼという酵素によって変換されることでDHTが生成されます。

性決定

胎児期において、男性の性器発達にはテストステロンが必要です。テストステロンがDHTに変換されることで、外部性器や前立腺の形成が促進されます。

二次性徴の発現

思春期になると、DHTは二次性徴の発現を主導します。具体的には、顔や体の毛の発毛、声帯の肥厚による声変わり、筋肉量の増加などが挙げられます。

エストロゲンの抑制

DHTはエストロゲンの作用を三つの方法で抑制します。

  • エストロゲンが組織に結合する能力を直接阻害する。
  • エストロゲン合成酵素であるアロマターゼの活性を抑える。
  • ゴナドトロピンの分泌を低下させ、エストロゲン合成の原料供給を減少させる。

DHTは男性ホルモンとしての役割だけでなく、エストロゲンのバランス調整にも重要な働きを持っています。

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