クッシング症候群の診断手順
概要
クッシング症候群は、コルチゾールが過剰に分泌されることで起こる疾患です。副腎皮質の過形成、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)分泌腫瘍、ステロイドの乱用などが原因となります。米国では、特にボディビルなどのスポーツにおけるグルココルチコイド使用が主な原因です。ACTHを分泌する腺腫が原因の場合は「クッシング病」と呼ばれます。
診断手順
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患者の既往歴を聴取する。最も一般的な訴えは体重増加で、特に上半身や顔に脂肪がつきやすい。皮膚が薄くなり、あざができやすく、紫色の伸展性妊娠線が出やすい。
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臨床的に肥満の所見を確認する。顔面・首の後方の丸み(ムーンフェイス)や肩甲骨間の脂肪沈着、鎖骨上の脂肪パッドが特徴的。男性ではウエストとヒップの比が1以上、女性では0.8以上になる。
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クッシング症候群と類似疾患を鑑別する。偽クッシング症候群と異なり、根本原因が除去されても症状が残る点がポイント。
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血清または尿中のコルチゾール濃度が上昇していることを確認し、診断を確定する。主に以下の4つの方法が用いられる:低用量デキサメタゾン抑制試験、デキサメタゾン‑CRH試験、尿中遊離コルチゾール測定、夜間唾液・血清コルチゾール測定。
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CT検査を実施し、副腎癌の除外を行う。
