低筋緊張(ヒトニア)とは?
低筋緊張(ヒトニア)とは、安静時の筋肉の張力が低い状態を指す医学用語です。筋肉のトーンは、筋肉が休んでいるときの緊張や抵抗の程度を表します。ヒトニアのある人は、筋肉が緩く、だらしなく、弱く感じられます。
主な原因
- 筋疾患:筋ジストロフィーや重症筋無力症など
- 神経障害:脳性麻痺、二分脊椎、多発性硬化症など
- 遺伝性症候群:ダウン症候群、プラダー・ウィリー症候群など
- 代謝性疾患:甲状腺機能低下症、くる病など
- 薬剤副作用:鎮静剤、抗精神病薬、化学療法薬など
症状と重症度
ヒトニアは軽度から重度まで幅があり、全身に及ぶこともあれば特定の筋肉だけに限られることもあります。軽度の場合は目立った問題が出にくいですが、重度になると運動・協調・バランスに支障が出ます。また、嚥下・呼吸・発話が困難になることもあります。
治療法
治療は主に原因疾患に対して行われます。理学療法や作業療法が筋緊張や筋力の改善に役立つことがあります。必要に応じて薬物療法や外科的処置が検討されます。
