人が感染する狂犬病の症状と対処法
映画『オールドイエロー』で犬が狂犬病にかかり苦しむシーンは衝撃的です。実はこのウイルスは動物から人へも感染し、早期に対処しなければ致命的です。
狂犬病の感染経路
- 感染した動物に噛まれた場合、ウイルスが傷口から体内に入ります。特に野生動物や狂犬病が疑われるペットに注意が必要です。
- 稀に、感染した動物の毛や唾液が傷や粘膜に接触しても感染することがあります。
潜伏期間
人が感染した場合の潜伏期間は平均で1〜2か月ですが、10日程度と短いケースや、数年後に症状が出ることもあります。
初期症状
噛まれた直後に以下のような症状が現れることがあります。これらは風邪やインフルエンザの症状と似ているため、医師の診断が重要です。
- 噛み傷部位のしびれ、かゆみ、刺すような痛み。
- 発熱、悪寒、倦怠感、筋肉痛。
- 不安感や錯乱がみられることもあります。
後期症状
初期症状が見過ごされると、次第に重篤化します。主な症状は以下の通りです。
- 高熱(摂氏102度以上)と激しい興奮、錯乱。
- 痙攣、意識障害、最終的に昏睡状態に陥り死亡に至ります。
麻痺型(パラリシス型)狂犬病
吸血コウモリに噛まれた場合などに起こり得る稀な形態です。ウイルスが神経系に侵入し、以下の症状が現れます。
- 噛まれた部位の筋肉が徐々に麻痺し、動かなくなる。
- 麻痺は全身に広がり、呼吸筋まで麻痺すると致死します。
狂犬病は予防接種や早期のワクチン投与でほぼ防げます。噛まれた疑いがある場合は、すぐに医療機関を受診し、動物の検査と適切な処置を受けてください。
