検査が必要な理由
補体タンパク質の測定は、全身性エリテマトーデス(SLE)やループス腎炎、遺伝性血管浮腫などの自己免疫疾患の診断に有用です。これらの疾患ではC3・C4の機能低下が見られます。また、肝硬変、敗血症、マラリア、肝炎では機能低下、がんや潰瘍性大腸炎では機能亢進が報告されています。C3・C4の測定は、疾患の早期発見や治療効果のモニタリングにも役立ちます。
補体系全体の評価
まずはCH50検査(全血溶血補体活性)で補体系全体の機能をスクリーニングします。異常が認められた場合は、個別にC3・C4の測定へと進めます。
C3 の測定
血清検体を用いた単純な血液検査でC3の濃度と機能を評価します。関節液など部位特異的な検体を採取することもあり、特定部位の補体活性をより正確に把握できます。C3の正常範囲は75〜135 mg/dLです。
C4 の測定
C4はC3に続く補体反応の重要な段階です。血清または関節液から抽出し測定します。男性の正常範囲は12〜72 mg/dL、女性は13〜75 mg/dLです。
