産後甲状腺機能低下症の症状と対策

甲状腺とは

甲状腺は喉の下部に位置し、体内の代謝を調整するホルモンを分泌します。脳と甲状腺が連携し、心拍や臓器の機能を正常に保ちます。

甲状腺機能低下症の原因

甲状腺が損傷し、十分なホルモンを分泌できなくなると代謝が著しく低下します。多くは自己免疫が原因で、免疫系が甲状腺を敵と誤認し抗体が攻撃します。その結果、甲状腺が腫れホルモン分泌が妨げられます。

症状

産後甲状腺機能低下症は代謝低下に伴い、出産後数か月で症状が現れます。主な症状は倦怠感、疲労、うつ状態、寒さを感じやすいことです。また、便秘、筋肉痙攣、体重減少が困難、短期記憶力の低下なども報告されています。

診断

甲状腺機能低下症では、体が甲状腺刺激ホルモン(TSH)を高く分泌しますが、甲状腺は十分なホルモン(T4)を産生できません。TSHが高値でT4が低値の場合に診断されます。

予後

ほとんどの母親は自然に回復し、数か月で症状が改善します。ただし、約25%の患者は永久的または再発性の甲状腺機能低下症になる可能性があります。

治療

レボチロキシンを1日1回服用することで症状をコントロールできます。授乳中の母親でも安全に使用でき、副作用は少ないです。

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