IVIG(静脈内免疫グロブリン)の副作用と対策

IVIG(静脈内免疫グロブリン)は、ヒト血漿中の抗体を濃縮した製剤で、免疫異常に起因するさまざまな疾患の治療に用いられます。

一般的な副作用

  • 頭痛、寒気、胸部不快感、めまい、倦怠感、吐き気、筋肉痛や痙攣など、軽度の症状が多い。
  • 頭痛・頸部硬直・発熱を伴う無菌性髄膜炎様症候群も比較的よく見られる。

予防・対処法

  • 点滴速度を遅くすることで多くの副作用が軽減できる。
  • 症状が残る場合は、24時間以内に消失することが多い。
  • 痛みや熱には、NSAIDs(例:イブプロフェン)やアセトアミノフェンが有効。

重篤な副作用

  • 呼吸困難、胸痛、けいれん、重度のアナフィラキシー反応などは稀だが緊急対応が必要。

注意点

  • 心臓、腎臓、肺に疾患がある患者は治療中のモニタリングが必須。
  • 血圧上昇や浮腫を引き起こすことがあるため、慎重に観察する。

考慮すべき点

  • 多数のドナー血液から製造されるため、理論上はウイルスや細菌が混入するリスクがある。
  • しかし、すべてのIVIG製品はHIV、肝炎ウイルス、マラリア、梅毒などの検査を受けている。

免疫系障害 - 関連記事