公共プールでの糞便事故対応手順

インシデントの評価

糞便事故は主に2種類に分かれ、対処の強度が異なります。下痢による糞便はE. coli、A型肝炎ウイルス、ジアルジア、クリプトスポリジウムなどの病原体が含まれるリスクが高く、感染症の危険性やプール閉鎖時間が長くなります。

固形便の場合、ジアルジアやクリプトスポリジウムが混入する可能性は低く、E. coliやA型肝炎ウイルスも塩素で比較的早く除去できます。固形便は病原体がプール水に拡散しにくく、下痢事故とは異なる閉鎖手順が適用されます。

スタッフが糞便事故を発見したら、まず利用者にプールから退出するようアナウンスします。閉鎖時間が確定したら、再度閉鎖期間を告知します。

プールの閉鎖

糞便事故が発生したら、直ちにプールを閉鎖します。これによりスタッフは状況を評価し、次の対応を決定する時間が確保できます。閉鎖時間は事故の種類と、事故後に追加する塩素量により変わります。

糞便の除去

プール用バキュームでの除去は推奨されません。糞便がバキュームシステムに詰まると、長期間にわたる健康リスクが生じます。代わりにネットやバケツで糞便をすくい取り、除去後はネットやバケツをプールに戻して消毒します。

消毒

必要な消毒レベルに応じて閉鎖時間が決まります。固形便の場合は、遊離塩素濃度を2ppmに上げ、pHを7.5以下に保ち、最低25分間維持すれば再開できます。

下痢による糞便の場合は、遊離塩素濃度を20ppmに上げ、pHを7.5以下に保ち、少なくとも12.75時間維持する必要があります。多くのプールは1日閉鎖することになります。

CDCは塩素濃度を高めることで閉鎖時間を短縮できると示しています。固形便では遊離塩素を3ppmまで上げると消毒時間は19分に短縮され、下痢事故では40ppmまで上げると6.5時間で済みます。

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