CDCが提供する結核情報
結核はMycobacterium tuberculosis(結核菌)によって引き起こされる感染性呼吸器疾患です。未治療のまま放置すると致命的になることがあります。感染はくしゃみ・咳・会話などの飛沫で広がります。
潜伏性結核
潜伏性(不活性)結核は感染していても症状がなく、他人に感染することはありません。しかし、免疫力が低下すると活動性結核に移行する可能性があります。血液検査や皮膚検査で感染の有無を確認できます。
活動性結核
活動性結核になると免疫系が菌の増殖を抑えきれず、患者は咳や痰を通じて他人に感染させます。
主な症状
- 長期間続く咳
- 胸部の痛み
- 痰に血が混じる
- 体重減少、倦怠感
- 寒気、発熱、夜間の発汗
治療法
結核の治療は病態に応じて異なります。
- 潜伏性結核:イソニアジドを9か月間服用(免疫抑制状態の患者は期間延長)
- 活動性結核:イソニアジド、リファンピシン、エタンブトール、ピラジナミドなどの抗結核薬を12か月程度併用
予防接種
米国では結核の罹患率が低いため、一般的な予防接種は行われません。一方、結核が蔓延する途上国では乳児に対してBCGワクチンが接種されます。結核が多い地域へ旅行する人にもBCGが推奨されることがあります。ワクチン接種後は結核検査が陽性になることがありますが、これは免疫が菌に対する抗体を作ったためです。
