上顎洞粘膜疾患とは
上顎洞は目の下、鼻の両側に位置する空洞で、粘膜が覆っています。上顎洞粘膜疾患(MSMD)は、粘膜が空気を過剰に吸収し、粘膜下組織から液体が引き出されて炎症・感染が起こる状態です。
原因となる要因
- アレルギーや鼻中隔の偏位、過去の顔面骨折などの解剖学的要因は、洞内の気流を妨げ、感染を引き起こすことがあります。口腔衛生が不十分だと、歯周病菌が上顎洞へ広がりやすくなります。
主な症状
- 鼻詰まり、顎や頬の痛み、顔面の腫れ、前歯や奥歯の痛み(前かがみになると増強)などが典型的です。
合併症
- 頭痛、後鼻漏、鼻ポリープに加えて、顔面・眼・脳膿瘍、頭蓋神経障害、骨破壊、脊髄液漏、最悪の場合は致命的になることもあります。
治療法
- 抗炎症薬や去痰薬、鼻洗浄が基本です。症状が重い場合は外科手術が必要になることがあります。
注意点
- 顎の痛みなどの症状を放置せず、歯科受診で口腔内感染の有無を確認しましょう。
