進行性多灶性白質脳症(PML)とは何か?
進行性多灶性白質脳症(Progressive multifocal leukoencephalopathy、略称PML)は、まれなウイルス性疾患で、脳の神経細胞を覆うミエリンが徐々に破壊されます。主に免疫機能が低下した人、例えばHIV/AIDS患者やがん治療中、免疫抑制薬・ステロイドを服用している人に多く見られます。
特徴
- ミエリンの脱失により、脳の白質が徐々に損傷し、神経機能が低下します。
症状
- 頭痛、協調運動障害、ぎこちない動き
- 言語障害、記憶力低下
- 視力のぼやけ、四肢の脱力感
経過
- 診断後6か月以内に死亡するケースが多く、AIDS患者では約50%、その他の患者では約80%が死亡すると報告されています。
診断
- CT、MRI、EEG などの画像診断が主な手段です。
治療
- 主に抗ウイルス薬(例:シドフォビル)が使用されます。
- AIDS患者では効果が比較的高く、他の患者群に比べ死亡率が低い傾向があります。
