細菌性赤痢(シゲラ症)の原因とは?
細菌性赤痢は、シゲラ属の細菌(シゲラ菌)によって引き起こされる腸炎で、下痢を主症状とします。症状は軽度から重度まで様々で、適切な水分補給が行われないと脱水症状が進行し、命に関わることがあります。特に子どもに多く見られ、世界中で広く発生しています。
主な原因
- 衛生環境の悪い地域や下水処理が不十分な場所で、シゲラ菌が混入した汚染水が原因となります。飲料水だけでなく、農作物の灌漑や食材の洗浄に使用される水でも感染リスクが高まります。
病原体の拡散
- シゲラ菌は、トイレ使用後やオムツ交換後に手を洗わない人、または汚染された食べ物や水を介して広がります。ハエが菌を運ぶこともあります。
留意点
- 米国などの先進国では、主に子どもが感染しやすく、個人衛生が不十分なことが原因です。軽症は自然に回復しますが、重症例は抗生物質とともに、適切な水分・電解質補給が必要です。
発生率
- 世界では年間約60万人が死亡しており、特に発展途上国の5歳未満の子どもに多く見られます。米国では年間約2万件が報告されていますが、実際の罹患数はそれ以上と推定されています。
予防
- 手洗いが最も重要です。トイレ使用後やオムツ交換後、食事前には石鹸と流水でしっかり手を洗いましょう。子どもの手洗い指導・監督も効果的です。
