ムピロシン軟膏の適応と使用方法
ムピロシン軟膏は、皮膚に直接塗布する抗生物質です。主に伝染性膿痂疹(いんぺティゴ)や、黄色ブドウ球菌(スタフィロコッカス・オーリス)による感染の治療・予防に使用されます。特に、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)と呼ばれる耐性菌の感染リスクが高い医療機関で重要な役割を果たしています。
予防
医療従事者など、スタフィロコッカスに頻繁に曝露される可能性がある人は、鼻腔内にムピロシンを使用して保菌を防ぐことがあります。ただし、長期間の使用は耐性菌の出現リスクがあるため推奨されません。
使用方法
ムピロシンは1日3回、患部や鼻腔に直接塗布します。使用量や塗布部位は医師の指示に従ってください。
使用期間
感染を完全に除去するため、医師が指示した期間は必ず守って使用してください。
副作用
塗布部位の軽い灼熱感や刺すような痛みが生じることがあります。薬剤に対するアレルギー反応として、かゆみや発疹、呼吸困難が起こることもあるため、重篤な症状が現れたら速やかに医師に相談してください。
専門家の見解
ロッテルダム大学病院の研究では、ムピロシン軟膏は鼻腔内のスタフィロコッカス保菌を減少させることが確認されましたが、同時に別株のスタフィロコッカスに感染しやすくなる可能性も示されました。そのため、保菌が確認された患者に限定して使用することが推奨されています。
