ヒトの回虫(ピンワーム)について
概要
回虫(ピンワーム)は細くて白い線形の蠕虫で、長さは画鋲ほどです。直腸や大腸に寄生し、雌虫は肛門から体外へ出て皮膚に卵を産みます。
症状
- 肛門周辺のかゆみが主な症状です。かゆみが原因で落ち着きがなくなり、睡眠障害を訴えることがあります。症状は軽度であることが多いです。
感染経路
- 糞口感染が主です。手や指に付着した卵が食べ物や衣類、寝具などを介して口に入ります。まれに卵が空気中に浮遊し吸入されることもあります。
診断
- 夜間に雌虫が肛門から出る様子が見えることがあります。肛門周辺に粘着テープを貼り付け、付着した卵を顕微鏡で観察して診断します。
治療
- 処方薬を2回に分けて服用します。初回投与後、2週間後に再度投与するのが一般的です。家庭内の全員が同時に治療を受け、寝具・タオル・パジャマ・下着は熱湯で洗濯します。
予防
- こまめな手洗いなどの衛生習慣が有効です。爪は短く清潔に保ち、食事前やトイレ後の手洗いを徹底しましょう。
注意点
- 回虫は主に幼児・学童、施設にいる人、感染者を介護する人に多く見られます。
