猫ひっかき病(猫ひっかき熱)について
概要
猫ひっかき病は、猫のひっかきや噛み傷から感染する自己限定性の感染症です。原因菌はBartonella henselaeで、主にリンパ節の腫れ、低熱、吐き気などの症状が現れます。
疫学
米国疾病予防管理センター(CDC)の1993年の調査によると、毎年約22,000例が診断されており、患者の80%が21歳以下です。男性は女性の約1.5倍の頻度で感染します。
経過と治療期間
感染後1〜2週間で症状が出現し、治療しない場合でも通常2〜3週間で自然に改善します。ただし、妊娠中や授乳中、乳幼児、高齢者、免疫力が低下している人は合併症や治癒遅延のリスクが高くなります。
誤解と実際
猫だけでなく、犬やウサギ、サルなどの動物からも稀に感染することがあります。
予防と対策
- 野良猫や見知らぬ猫・子猫と粗野な遊びは避ける。
- 傷口はすぐに石鹸と水で洗浄し、清潔に保つ。
- 症状が出たら速やかに医療機関を受診し、必要に応じて抗生物質治療を受ける。
