ストレプトコッカス感染(ストレップ)とは?
ストレップ(溶血性連鎖球菌)感染の概要
ストレップは、溶血性連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)によって起こる細菌感染です。主にA群とB群に分かれ、A群は咽頭炎(いわゆる『喉の痛み』)や猩紅熱、壊死性筋膜炎などを引き起こし、B群は新生児や成人で敗血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染などを引き起こします。
感染経路
感染者がくしゃみや咳をした際に飛散する飛沫、または菌が付着したテーブルやドアノブなどの表面に触れることで、空気や接触を介して感染します。
A群ストレップが引き起こす主な疾患
- 咽頭炎(溶連菌性咽頭炎)
- 壊死性筋膜炎(壊死性皮膚感染)
- 中毒性ショック症候群(TSS)
- 膿痂疹(いぼ)
- 猩紅熱
B群ストレップが引き起こす主な疾患
- 新生児敗血症・髄膜炎・肺炎
- 成人の尿路感染、皮膚感染、血流感染
- 妊娠中の母体は症状が出にくいが、出産時に新生児へ感染するリスクがある
予防と対策
A群ストレップ
医師が迅速に喉のスワブ検査(Rapid Strep Test)を行い、陽性の場合は抗生物質を処方します。抗生物質を服用し始めてから48時間経過するまで、学校や職場への出席は控えることが推奨されます。
B群ストレップ
妊婦は出産前にB群溶血性連鎖球菌検査を受け、陽性の場合は分娩時に抗生物質を投与して新生児への感染を防ぎます。成人でもB群感染が疑われる場合は、同様に抗生物質治療が行われます。
