症状とサイン

治療を始める前に、正しく診断できているか確認しましょう。爪白癬の共通症状は、爪が厚くなり、脆く、変色し、形が崩れることです。感染が進むと臭いが生じることもあります。放置すると爪がさらに厚くなり、やがて砕けて痛みを伴います。疑わしい場合は医師に相談してください。

一般的な処方薬

医師が処方する経口抗真菌薬として、主にイトラコナゾールとテルビナフィン(ラミシル)が用いられます。通常12週間服用し、新しい爪が真菌のない状態で成長するのを待ちます。完全な回復には新爪がすべて揃うまで、6〜8か月かかります。

局所治療

爪に塗布するタイプやクリーム状のものがあります。経口薬と併用することで回復が早まります。

代表的な局所薬はペンラック(シクロピロックス)です。爪に塗ると広域抗真菌成分が爪の内部まで浸透し、感染部位に薬を届けます。治療期間は10〜12週間です。

高齢者で経口薬が使用できない場合は、ラミシルクリームが推奨されます。

自然療法

ラベンダーオイルやティーツリーオイルは強い抗真菌作用があり、爪とその周囲に塗布できます。

白酢と食塩を使った足浴も効果的です。白酢1カップに食塩約1/8カップを混ぜ、足を10分間浸します。すすがずに自然乾燥させます。3日ほどで改善が見られ、真菌がなくなるまで継続します。

予防と日常の衛生管理

水に常に触れる環境や水虫を抱えている人、免疫低下者は爪白癬になりやすいです。爪の外傷、糖尿病、衛生状態の悪さもリスク要因です。高齢者は爪下の死んだ皮膚が溜まりやすく、湿気と温度が真菌の繁殖に適した環境を作ります。

予防の基本は清潔を保つことです。1日2〜3回、足と爪をしっかり洗い、古い角質を除去します。靴下はこまめに交換し、爪のマニキュアは避けましょう。