膣内におけるMRSA感染の症状と対策
Staphylococcus aureus と MRSA
MRSAはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Methicillin‑Resistant Staphylococcus aureus)の略称です。抗生物質の過剰使用や服薬の中断により、細菌が変異してバンコマイシンやドキシサイクリンなどの強力な抗生物質に対して耐性を獲得し、いわゆるスーパーバグとなります。
症状
膣内や周囲、太もも・臀部に小さな膿胞やにきびのような腫れが現れ、患部は赤く、触ると温かく、疼痛を伴います。発熱や全身倦怠感も見られることがあります。放置すると血流や肺へ感染が拡がり、MRSA肺炎など重篤な合併症を引き起こす恐れがあります。
診断
医師は感染部位から綿棒で採取した培養検査によりMRSAかどうかを判定します。陽性と診断された場合は、感受性に基づいた適切な抗生物質が処方されます。症状が改善したように感じても、必ず処方された全期間を服薬し、細菌の再耐性化を防止してください。
感染経路と予防策
感染は直接接触や共有タオル、衣類などを介して広がります。症状が出たら速やかに医療機関を受診し、パートナーが感染している場合は性行為を控え、個人用品は分けて使用し、抗菌石鹸で定期的に洗浄することが重要です。
