カリフォルニア州における谷熱(バレー・フィーバー)の罹患率と対策

谷熱(バレー・フィーバー)とは

谷熱(バレー・フィーバー)は、Coccidioides immitis と Coccidioides posadasii という真菌が原因で起こる呼吸器系の感染症です。米国南西部のソノラ砂漠地域やメキシコの一部に自然分布しており、カリフォルニア州では主に南部・中部、サンホアキン谷やロサンゼルス盆地で発生します。

カリフォルニア州での罹患状況

過去数十年でカリフォルニア州の谷熱罹患率は上昇傾向にあります。2019年には州内で13,000件以上の報告があり、入院率は約20%に上ります。入院患者の多くは糖尿病、慢性肺疾患、免疫抑制などの基礎疾患を抱えていました。

主な症状

典型的な症状は発熱、咳、息切れ、倦怠感、筋肉痛です。重症例では肺炎、髄膜炎、全身性コクシジオイデス症(散在性コクシジオイデス症)に進行し、致命的になることもあります。

診断と治療

診断は症状の評価に加え、血液検査での抗体検出や画像診断(X線・CT)を組み合わせて行います。治療は抗真菌薬(例:フルコナゾール系薬剤)の投与と、必要に応じた酸素投与や点滴などの対症療法が中心です。

予防策(参考)

砂塵が多い地域での屋外作業を控える、マスクを着用する、土壌を掘り起こす作業は適切な防護具を使用するなどが推奨されます。

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