感染症がなくても発熱は起こりますか?

感染症がなくても発熱は起こり得るか

発熱は体温が通常の36.5〜37.5℃(97.7〜99.5°F)を超える状態を指す症状です。多くの場合、細菌やウイルスによる感染症が原因ですが、感染症以外でも発熱を引き起こす疾患や状態があります。

1. 炎症性疾患

自己免疫疾患(例:関節リウマチ、全身性エリテマトーデス)、血管炎、炎症性腸疾患など、免疫系が過剰に活性化し炎症性物質が放出されると体温が上昇します。

2. 悪性腫瘍(がん)

特に血液系のがん(白血病、リンパ腫)では、がん細胞が体温調節に影響を与え、発熱がみられることがあります。

3. 薬剤反応

一部の薬剤は副作用として発熱を起こすことがあります。薬の使用を中止すれば通常は改善します。

4. 熱中症

高温環境に長時間さらされると、体の冷却機構が追いつかず急激に体温が上がり、熱中症となります。

5. 脱水症状

特に小児や高齢者で重度の脱水が起こると、体温調節が乱れ発熱が見られます。

6. 甲状腺機能亢進症

甲状腺が過剰に働くと代謝が上がり、体温が上昇することがあります。

7. 中枢神経系障害

体温調節中枢である視床下部が損傷すると、体温が適切にコントロールできず発熱が起こります。

8. 偽性発熱

稀に、心理的・情緒的な問題から自ら発熱を誘発する「偽性発熱」も報告されています。

発熱は非特異的な症状であり、原因は必ずしもすぐに特定できません。感染症の兆候がなく、持続的な発熱がある場合は、医療機関での診察を受けることが重要です。

感染症 - 関連記事