生殖補助薬の長期リスク

生殖補助薬は排卵を促し、受精の確率を高めます。米CDCによれば、約12%の女性が不妊と診断されていますが、これらの薬剤の長期的なリスクについては医療界でも意見が分かれています。

多胎出産のリスク

薬剤使用により多胎妊娠が起こることがあります。多胎は母体と胎児の両方に危険をもたらし、早産のリスクが高まります。早産児は肺や心臓の障害、脳性麻痺など、生涯にわたる健康問題を抱える可能性があります。

卵巣過刺激症候群(OHSS)

卵巣が過度に肥大し、腹腔に液体が漏れる「卵巣過刺激症候群」は、治療を受けた女性の約1%に発生すると米国生殖医学会が報告しています。重症例では体液貯留、血栓、腎不全などの長期的合併症を引き起こすことがあります。

先天性異常の可能性

ニューヨーク・タイムズが報じた研究では、体外受精に伴う顕微授精(ICSI)が先天性異常のリスクを高める可能性が示唆されています。一方、米国生殖医学会は、使用される薬剤自体が先天性異常を直接引き起こす証拠はないとしています。

癌リスク

一部では卵巣癌のリスク増加が指摘されましたが、2009年にデンマークで実施された大規模研究では、これらの薬剤が卵巣癌リスクを上昇させるという証拠は見つかりませんでした。

異所性妊娠(子宮外妊娠)

米国生殖医学会は、生殖補助薬を使用した女性は異所性妊娠のリスクがやや高くなると述べています。異所性妊娠は卵管の損傷や摘出につながる可能性があります。

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