精子数が少ない原因とは

低精子症とは

低精子症(医学用語では乏精子症、oligospermia)は、精子の産生量が正常より少ない状態を指します。精子は1本でも受精すれば妊娠につながりますが、産生量が減ると受精確率が低下します。年齢に関係なく、将来の妊娠を考える前にチェックしておくことが重要です。

主な原因

  • 精巣静脈瘤(バリコセレ)

    陰嚢の静脈が拡張・うっ血することで精子の産生が阻害され、精子数が減少します。比較的軽度の手術で改善できることが多いです。

  • 精管の損傷

    精管は精子を精巣から陰茎へ運ぶ細い管です。感染、手術、外傷、先天的な異常などで壁が傷つくと、正常に産生された精子でも射出時に減少します。

  • 抗精子抗体

    精子に対して免疫系が抗体を作ると、精子が機能しにくくなります。精管切除術(精管切除)の逆転手術後や感染・外傷でも発生しやすく、治療は専門医と相談が必要です。

  • クラインフェルター症候群

    男性が余分なX染色体(XXY)を持つ遺伝性疾患です。ホルモンバランスの乱れや精巣の発達不全により、精子産生が著しく低下し、無精子症(azoospermia)になることがあります。

対策と受診の目安

低精子症は早期に原因を特定し、適切な治療や生活習慣の改善を行うことで改善が期待できます。妊娠を希望するかどうかに関わらず、1回の精液検査で数値を把握し、必要に応じて泌尿器科・不妊専門医を受診しましょう。

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