卵子が卵巣から子宮へ運ばれる細い管は何ですか?

卵子が卵巣から子宮へ移動する細長い管は「卵管(子宮管)」と呼ばれます。別名は「卵管(oviduct)」「卵管(salpinx)」です。卵管は排卵時に放出された卵子が卵巣から子宮へ向かう通路です。

構造

卵管は子宮の左右にそれぞれ伸びる、長さ約10〜12cmの細くて筋肉質の管です。卵巣側には漏斗状の開口部「卵管口(infundibulum)」があり、そこに指状突起「指絨毛(fimbriae)」があり、放出された卵子を捕らえます。管壁は繊毛上皮で覆われており、繊毛の動きで卵子を子宮方向へ押し出します。

機能

主な役割は卵子を卵巣から子宮へ輸送することです。排卵後、指絨毛が卵子を卵管口に導き、繊毛の波動で卵子は子宮腔へと移動します。受精は通常、卵管内で起こり、精子は膣・子宮頸部から上行して卵子に到達します。

子宮外妊娠(異所性妊娠)

受精卵が子宮外、特に卵管内に着床すると「子宮外妊娠」と呼ばれ、緊急の医療処置が必要な重大な状態です。

卵管結紮(卵管遮断)

不妊手術の一つとして、卵管を外科的に遮断または切除し、永久的な避妊手段とする方法があります。これを「卵管結紮(チューブリゲーション)」と呼びます。

卵管は受精と受精卵の移動に不可欠な器官であり、妊娠成立において重要な役割を果たします。

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