腹部穿刺後に陰嚢浮腫が起こるメカニズムと対策
症状と原因
腹部穿刺(パラセンテシス)後に陰嚢が腫れることは稀ですが、起こり得る合併症です。穿刺針が鼠径管を通過したり、元々鼠径管が弱い状態にあると、腹腔内の液体が鼠径管を経由して陰嚢へ流れ込みます。
主な症状は陰嚢の腫脹、疼痛、違和感です。場合によっては陰茎や大腿部まで腫れが広がることがあります。
治療法
軽度の場合は安静にし、陰嚢を高く上げることで浮腫の改善が期待できます。疼痛が強いときは鎮痛薬を使用します。液体漏れが続く場合や再発を防止したい場合は、鼠径管の修復手術が検討されます。
予防策
穿刺時は針の挿入位置と角度に細心の注意を払い、鼠径管を穿刺しないようにします。手技後は患者の陰嚢部を観察し、腫れや痛みが出たら速やかに医師に報告します。
