腸膨張(腸の膨張)とは?

腸膨張とは

腸膨張(腸の膨張)は、腸が異常に伸びたり拡大した状態を指します。消化管内の圧力上昇やガスの蓄積が原因で起こり、腹痛、膨満感、げっぷ、便秘などの症状を伴います。

主な原因

  1. ガスの蓄積

    過剰なガス産生やガスが排出しにくい状態は、腸を膨らませます。原因には特定の食品、空気の飲み込み(嚥下性空気症)、一部の疾患などがあります。

  2. 便秘

    重度または慢性的な便秘は、大腸に便がたまり、腸膨張を引き起こします。

  3. 腸閉塞

    腫瘍、癒着、ヘルニアなどによる腸の閉塞は、便やガスの通過を妨げ、膨張を招きます。

  4. 炎症性腸疾患

    クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患は、腸壁の炎症と腫れで膨張します。

  5. 過敏性腸症候群(IBS)

    機能性の消化器疾患で、腹痛や膨満感、腸膨張が主な症状です。

  6. 小腸細菌過剰増殖(SIBO)

    小腸内の細菌が過剰に増えるとガスが産生され、腸が膨らみます。

  7. 胃排出遅延(胃腸麻痺)

    胃の筋肉が正常に働かず、胃内容物の排出が遅れ、続いて腸の膨張が起こります。

  8. 腹部癒着

    手術や感染後にできる瘢痕組織が腸をくっつけ、膨張を引き起こすことがあります。

  9. 特定の薬剤

    オピオイドなど一部の薬は腸の蠕動を抑制し、便やガスの通過が遅くなるため膨張しやすくなります。

  10. 神経性腸障害

    神経損傷や機能不全により排便制御が乱れ、腸膨張が生じます。

対処と受診の目安

腸膨張が持続的または強い場合は、原因を特定し適切な治療を受けるために医療機関を受診してください。

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