IVU(静脈尿路造影)の概要

手順

患者にX線造影剤を静脈注射し、造影剤が体内を通過する様子をX線撮影で連続的に記録します。腎臓・尿管・膀胱への造影剤の流れを追うことで、腎機能や尿路の状態を評価できます。造影剤は最終的に腎臓から排泄されます。

評価項目

撮影画像から腎臓、膀胱、尿管の大きさ・位置・形状・流れの異常を確認します。腎結石、腎細胞癌、多嚢胞性腎などの診断に有用です。

緊急時の手順

緊急で診断が必要な場合は、まず平腹部X線撮影を行い、造影剤注射後約15分で再度撮影します。迅速に尿路の状態を把握できます。

注意点・制約事項

メトホルミンを服用中の患者は、造影剤との相互作用で乳酸アシドーシスのリスクが高まります。そのため、検査の少なくとも48時間前にメトホルミンの服用を中止する必要があります。

診断における役割

IVUは腎臓・尿路の疾患を評価する重要な画像検査ですが、超音波、シスチスコピー、血液検査、尿検査など他の検査と併用することで、より正確な診断が可能となります。

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