腎臓病患者のための賢い食事法
食事の基本
腎臓病の方は、適切な栄養摂取が日々の健康維持と栄養失調の予防に欠かせません。腎臓専門の管理栄養士が作成した食事プランに従い、必要なビタミン・ミネラル・たんぱく質をバランスよく摂取し、感染症のリスクを減らしましょう。
腎機能が低下したときの食事ポイント
PeaceHealthによると、腎機能が低下すると血液中の老廃物や余分な水分を十分にろ過できなくなります。腎臓への負担が大きい食品を控えつつ、栄養価の高いカロリーを確保することで、血圧・血糖・コレステロールの上昇や体重変動を防げます。
特にカルシウムは腎結石の形成を助長する恐れがあるため、摂取量を制限します。管理栄養士は、体格や体重、腎機能に応じて適切なカルシウムとビタミンDのサプリメント量を指導します。
透析中の方への食事の目安
透析を受けている場合は、以下のポイントを守ると健康維持に役立ちます。
- 1日3食を規則的に摂り、エネルギーと栄養を確保する。
- 血中たんぱく質を保つために、卵、赤身肉、鶏肉、魚などから1日8〜10オンス(約230〜280g)のたんぱく質を摂取する。
- 国立腎臓財団は、1日6〜11食分の穀物(米、ポップコーン、パン、シリアル)を推奨しています。ただし「全粒穀物」ラベルの製品はリンの過剰摂取につながるため避けましょう。
- 乳製品はリンが多いため控えめにし、代わりにバター、リコッタチーズ、クリームチーズなどを選びます。
- 1日2〜3食分の果物・野菜を摂取するが、カリウムが多いオレンジ、バナナ、メロン、ジャガイモ、トマト、かぼちゃ、アスパラガスは制限します。個別の食材リストは管理栄養士に相談してください。
避けるべき食品とポイント
塩分(ナトリウム)
腎臓病患者の食事では、塩分の摂取制限が極めて重要です。過剰なナトリウムは血圧上昇や体液貯留を招き、透析の効果を妨げます。加工食品、缶詰、冷凍食品に隠れた塩分が多く含まれるため、無塩のハーブやスパイスで味付けしましょう。
水分摂取の管理
腎機能が低下すると余分な水分を排出できなくなるため、摂取量をコントロールすることが必須です。過剰な水分は肺水腫などの合併症を引き起こす恐れがあります。具体的な飲料量は、担当の腎臓専門管理栄養士が個別に指導します。
