腎機能低下の治療と進行抑制
腎臓は血液を浄化し、血中の化学バランスを維持する重要な臓器です。腎機能が低下すると、糸球体濾過率(GFR)が低下し、老廃物の除去が不十分になります。eGFRは年齢・性別・人種を考慮した推定GFRで、治療方針の判断基準となります。
eGFR 30〜59:中等度の腎機能低下
この範囲は腎機能が中程度に低下していることを示します。血中のホルモンやミネラルバランスが乱れやすく、食事療法やサプリメントで調整が必要です。
eGFR 15〜29:高度な腎機能低下
この段階では透析が必要になることが多く、血液透析または腹膜透析のいずれかを選択します。血液透析の場合は血管アクセス(腕の血管)を強化し、腹膜透析では腹部にカテーテルを留置します。
eGFR 15未満:腎不全
腎機能が著しく低下し、生命維持のために透析または腎移植が唯一の選択肢となります。
腎機能低下の進行を遅らせるための対策
- ACE阻害薬やARBで血圧を適切に管理する。
- タンパク質、ナトリウム、カリウム、コレステロールの摂取量を調整した食事療法を行う。
- 禁煙し、肺機能と血管健康を保つ。
- 貧血がある場合は適切な治療を行う。
