腎臓結石の種類と予防ポイント

基礎知識

腎臓結石は、尿路にたまった老廃物がカルシウムやその他のミネラルと結びつき、結晶化してできる硬い塊です。大きさは砂粒から小さな小石まで様々で、尿の流れに乗って移動する際に激しい疼痛を引き起こします。

米国腎臓財団によると、90%以上の結石は自然に4〜6週間で排出されますが、自然排出が困難な場合は外科的・内視鏡的に除去する治療が行われます。

結石の種類

米国国立糖尿病・消化器・腎臓病研究所(NIDDK)が示す主な結石は以下の4種類です。

ストラヴィット結石(感染性結石)

主に女性に多く、尿路感染後にアンモニアとマグネシウムが結合して形成されます。感染残渣が結石の核となり、腎臓の尿貯留部位を大きく占拠することがあるため、最も危険とされています。

カルシウム・オキサレート結石

体内のカルシウムやビタミンDが過剰になると、余剰カルシウムが尿中に残り、他の老廃物と結合して結石が形成されます。単にカルシウム摂取を減らすだけでは効果が期待できず、栄養士と相談しながら適切な食事管理が必要です。

尿酸結石

尿が強酸性になると形成されやすく、赤肉や動物性タンパク質の過剰摂取が原因です。痛風患者に多く見られます。

シスチン結石

極めて稀で、代謝異常や遺伝性腎疾患(シスチン尿症)を持つ人に発症します。

結石ができやすい要因

慢性的な尿路感染、OTC鎮痛薬の過剰使用、尿路閉塞、摂食障害、特定の代謝・遺伝性疾患、低水分摂取、家族歴などがリスクを高めます。

食事要因

最も一般的なカルシウム・オキサレート結石は、カルシウム過剰だけでなく、オキサレートを多く含む食品でも発生します。代表的な食品は豆腐、オレンジ、ほうれん草、ピーナッツ、インスタントコーヒー、ビーツ、豆類、ルバーブ、ベリー類、チョコレート、ブドウ、ドラフトビールなどです。塩分過多もカルシウムの排泄を促し、結石リスクを上げます。腸管バイパス手術後も注意が必要です。

水分摂取の重要性

十分な水分が取れないと、腎臓で老廃物が十分に洗い流されず、結石が形成されやすくなります。1日あたり12杯(約2.5リットル)の水を目安に飲むことが推奨されます。レモンライム系炭酸飲料や果汁、ジンジャーエールは適量でOKですが、コーラや濃い紅茶・コーヒーは控えめにしましょう。

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