全身性エリテマトーデス(ループス)の症状を見分ける方法
全身性エリテマトーデス(SLE)、通称ループスは、自己免疫疾患であり、体内のさまざまな組織を攻撃します。そのため、診断が難しく、血液検査で確定するまでに多くの病名が検討されがちです。以下に、ループス患者に頻繁に見られる主な症状をまとめました。
主な症状一覧
- 蝶形紅斑(バタフライラッシュ):顔の頬や鼻に赤く乾燥した発疹が現れます。初期は鼻だけ、あるいは頬だけに出ることもあります。
- 関節炎様症状:関節が硬く痛むことが多く、過去にはリウマチ専門医にかかるケースも多いです。筋力低下も伴います。
- 皮膚の乾燥・かゆみ:湿疹や乾癬様の症状が出やすく、ファンの風や靴下の締め付けでさえ刺激になります。白斑(ヴィティリゴ)も見られることがあります。
- 慢性的な疲労感:免疫系が常に活動しているため、体が常に「病んでいる」状態になり、疲れやすくなります。
- 末梢循環障害:指・足先・鼻・耳などが冷えやすく、血管が収縮してさらに冷えが悪化します。
- 脱毛:薄毛から全脱毛まで、個人差があります。
- 創傷の治癒遅延:口内や皮膚の潰瘍ができやすく、切り傷や擦り傷の回復が遅れます。
- 集中力・記憶力低下:情報処理が遅くなる感覚があります。
- 不随意の痙攣や刺すような痛み:特定の原因がなくても筋肉が痙攣したり、痛みを感じることがあります。
- 耳・鼻・口の症状:慢性的な副鼻腔炎様の不快感や鼻水、口内炎が続くことがあります。
- 光過敏症:日光や強い光にさらされるだけで、強い倦怠感や皮膚症状が悪化します。
- 内部臓器への影響:腎不全、骨粗鬆症、血液異常、心臓疾患など、目に見えない症状も多く存在します。
上記の症状に心当たりがある場合は、まずかかりつけ医に相談し、血液検査などでループスの有無を確認してください。
