直腸の紅斑粘膜(直腸炎)とは?
直腸の粘膜が炎症を起こし血流が増えると、赤くなった状態を「紅斑粘膜(直腸炎)」と呼びます。主に性感染症や炎症性腸疾患、放射線治療などが原因で起こります。
症状
- 直腸の充満感
- 排便の切迫感・頻回
- 直腸からの出血、血性下痢
- 排便困難、排便時の痛み
- 左下腹部の痛み
- 直腸からの粘液排出
- 2日以上続く発熱
原因
- 性感染症(淋菌、性ヘルペス、クラミジア)
- サルモネラ、シゲラ、カンピロバクターなど食中毒
- クローン病・潰瘍性大腸炎・過敏性腸症候群・憩室炎などの炎症性腸疾患
- 放射線療法(治療直後または数年後)
診断
- 血液検査・便検査で感染・炎症の有無を確認
- 大腸内視鏡検査で粘膜を観察し、生検で組織検査
- 必要に応じて腹部X線やバリウム注腸造影
治療
- ステロイドで炎症を抑える(長期使用は副作用に注意)
- 鎮痛にはアセトアミノフェンを使用
- NSAIDsは粘膜刺激のため禁忌
- 重症例では免疫調整薬や外科的処置(人工肛門・結腸切除)
- 症状を悪化させる食品の除去
生活のポイント
- 完治は難しいが、感染が原因の場合は治療で症状改善が期待できる
- 症状は周期的に再燃し予測が難しい
- カウンセリングやサポートグループで精神的支援を受ける
